はっぴぃさん
「はっぴぃさん」荒井良二
はっぴぃさんはときどき山の上の大きな石の上にきて、困ったことや願いを叶えてくれる何かで、いつでも慌てん坊の女の子といつでものろのろの男の子がはっぴぃさんに願いを叶えてもらうため別々に山を登っていくという絵本です。
2人は山の頂上ではっぴぃさんを待ってる間初めてお話しをします。
「きみのねがいごとってなあに?」
「ぼくはなんでものろのろなので、どうしたらのろのろじゃなくなるのかききたかったんです」
「きみのねがいごとってなぁに」
「わたしはなんでもあわてるので、どうしたらあわてなくなるのかききたかったの」
たいようがふたりのはなしをきいています
「きっとのろのろはなんでもていねいだからだとおもうわ」
「あわてるのはなんでもいっしょうけんめいだからだとおもうよ」
ふたりはちいさくわらいました
それからおおきくわらいました
シンプルなお話しだけど、何か忘れてしまったものを教えてくれるような気がします。大好きな絵本です。
アディオス!