しんがきBros.

沖縄の小僧が世の中のカルチャーに関してあれこれ書きますブログ(敬愛TV Bros.)

悲しみを生きる

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柳楽優弥という俳優を今まであまり気に留めたことはなかったし「誰も知らない」のあの男の子かぐらいの認識だったのだけど、今放送中のドラマ「ゆとりですがなにか」(日テレなので沖縄での放送は無い)を観てからというもの、自分の好きな俳優ランキングの中でトップ3にいきなり躍り出てきました。何でこの男に惹かれたのか考えたんだけど、なんか目が違うなって、肝が据わってるなって感じたんですよ。それで、YouTubeにあがってるA-studioの柳楽優弥の動画を観てわかりました。是枝裕和監督の「誰も知らない」でカンヌ最優秀男優賞を獲ったあとちょこちょこと俳優の仕事をしていたみたいなんですが、あるときバタンと仕事が来なくなって結婚もして奥さんも居たのに家でゴロゴロしていたんですって。それでこのままじゃヤバイってことになって洗車と居酒屋のバイトをしたそうです。あの柳楽優弥がですよ。カンヌ映画祭最優秀男優賞の男がバイトですよ。苦しいし辛いでしょ。その当時是枝監督はすごく心配してたけど何も声をかけなかったって鶴瓶が言ってて、それを聞いて柳楽優弥泣いたんですA-studioの収録中に。1つ上の奥さんも心配はしているけど、RPGゲームをやっているようにこの人がどんどん成長していくのをそばで見ていることが楽しいって言うんです。

何が言いたいかってこの男の中に確かに悲しみがあって、演技中にその悲しみが見え隠れして覚悟っていう言葉が伝わってくる気がするんです。「ゆとりですがなにか」も、これから上映される「ディストラクションベイビーズ」も楽しみなんや俺は!!柳楽優弥!俺はお前が好きだ!!
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あぁ、愛してやまない吉田拓郎に怒られそうだな。「うんこみたいな人間が人生を語るな!」って。

ごめんなさい!!!