しんがきBros.

沖縄の小僧が世の中のカルチャーに関してあれこれ書きますブログ(敬愛TV Bros.)

幸せって?

私しんがきはこれまでに片手の人差し指と小指で数えられるくらいしか女性とお付き合いをしたことがないのですが、女性と付き合うと私は「俺が絶対にこの子を幸せにしてやる!任せとけ!」みたいな宮本から君へ(大好きな漫画)の主人公宮本のような熱い気持ちで付き合っては最終的に「俺にはやっぱり無理だ幸せにできねぇ」と落ち込み、潰れて、後悔しながら自分から関係を絶ってきましたが、ようやくわかりました。

「幸せなんてものは、してやるものじゃない。それぞれが勝手になっているもの」(友達はもう気づいてた)
ということを。あの、なんか、誰かが結婚した時にみんな「末長くお幸せに」って言うじゃないですか。あれはきっと「勝手に幸せになってね」っていうニュアンスの言葉をただなんか良さそうな響きにしてるだけなんじゃないですかね。(捻くれてますね)
幸せって人それぞれの物差しで変わってくるから、幸せにしたいっていうのは幸せにしたい側のエゴなんだとやっと気づきました。とはいえ、幸せにしたいって気持ちも大事ですよね。お金が沢山あると幸せに感じる人も居れば、自分の部屋があって自分の空間があるだけで幸せな人も居る、毎朝大好きなパンを食べられればそれで幸せって人も居ると思し、大好きな人とただ一緒に居られるだけでっていう人も絶対にいる。だからちゃんとお互いそれぞれの幸せを確かめ合ってそれに近づけていくことが大事なんですよねきっと。またそれが難しいんでしょうねー。ね。なんか押し問答みたいになってきた。
 
でも、こんな御託を並べてもどうせきっとしんがきさんの次の恋も上手くいかないことだらけですよはい。
 
吉野弘祝婚歌
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうち どちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ 胸が熱くなるのか
黙っていてもふたりには
わかるのであってほしい
吉野先生、この詩を心の内ポケットにひっそり入れときます。それで好きな人の顔を見る度にポケットからそーっと出しますね。
 
あぁ、なんだか今俺勝手に幸せだ。。。
 

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アディオス!